遠藤薫研究室 
Kaoru Endo's Lab

遠藤薫

現職
学習院大学名誉教授
専門分野
理論社会学 / 社会情報学 / 社会シミュレーション
研究テーマ
社会変動論 / 社会システム論 / 情報基礎論 / メディア論 / グローバリゼーション / 文化変容

10/9(月・祝) 公開シンポジウム「災禍の時代の社会学」

公開シンポジウム「災禍の時代の社会学」のご案内
【主催】日本学術会議社会学委員会社会理論分科会
【共催】日本社会学会
【日時】令和5年(2023年)10月9日(月・祝) 14:00~17:00
【場所】立正大学品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)
【参加費】 無料
【定員】150人
【事前申込み】不要 
【開催趣旨】
 2011年3月11日、先進国日本を襲った巨大自然災害と福島原発事故は、科学技術によってあらゆる災禍は防御できるという近代主義の確信を、日本だけでなく、全世界において大きく揺るがせました。
 そして、2019年末に始まった新型コロナウイルスの感染拡大は、あっという間に世界を覆い、パンデミック化した。各国でなすすべもなく柩が山積みされていく状況がメディアを介して伝えられる一方、人びとは他者との関係性を遮断され、孤立した。14世紀に酸鼻を極めたペスト大流行の悪夢が甦るかのようでした。
 追い打ちをかけるように、2022年2月、ロシアがウクライナ侵攻を開始しました。それは、市民革命以来、グローバルに共有されるべき理念として掲げられてきた「民主主義」が、あたかも「砂の城」のように崩れ落ちていくのではないかという不安を具現化する光景でした。
 このような災禍の時代、私たちはどのように世界に対する信頼を取り戻しうるのか。本シンポジウムは、孤立を超えて連帯する未来社会を多くの参加者とともに展望したいと思います。

第96回日本社会学会大会プログラム | 日本社会学会